白岡祭り 熱中症・夏バテ予防ミニ講座

令和6年8月24日(土)白岡祭りに参加し、
白岡市高齢介護課ブースにて地域包括支援センターに
よる熱中症予防ミニ講座を開催しました。



今回のミニ講座に対し、ウエルシアハウスでの
地域活動を通じてつながりを得た、
人間総合科学大学 健康栄養学科 中村悟子助教と共に、
『食事で暑さに負けない身体づくり』をテーマに、
管理栄養士を目指す同大健康栄養学科中村ゼミ生による
市民向けミニ講座を企画しました。
以下にミニ講座のポイントを紹介します。

【食事で暑さに負けない身体つくり~夏バテ対策編~】
人間総合科学大学
中村ゼミ 金子ゆい氏


・夏バテの原因は
 ①大量の発汗による水分ミネラルの不足、
 ②食欲不振による栄養不足に起因する。

・水分補給のポイントは発汗で減少したミネラルの補給が重要。
 屋外作業等で多量の発汗が生じた際の
 お勧めは塩が含まれている経口補水液。

・在宅時のおすすめ水分補給サイクル 
 1日7回×コップ1杯(約200㎖)
 ①起床時 ②朝食時 ③10時ちょっと一息
 ④昼食時 ⑤15時ティ-タイム ⑥夕食時 ⑦就寝前

・夏バテ予防効果の高い栄養素は炭水化物に含まれる糖を
 エネルギーに変える作用のあるビタミンB₁。ビタミンB₁が
 多く含まれる代表的な食品は豚肉、赤身肉、ほうれん草、大豆。

・にんにく、たまねぎ、長ネギに多く含まれアリシンは
 ビタミンB₁の吸収を高める。一緒に取る事で効果UP!

・夏バテ予防 炭水化物摂取に偏りがちな夏の食事に+ビタミンB₁!
 そうめん のみ⇒そうめん+豚しゃぶ 豚肉のビタミンB₁をプラス! 
 おにぎり のみ⇒おにぎり+豆腐の味噌汁 豆腐のビタミンB₁を味噌汁にプラス!

・夏バテ予防の生活ポイント
 ①1日3食食べる  ②早寝早起きをする  ③冷房をつける

【食事で暑さに負けない身体つくり~適正体重編~】
 人間総合科学大学
 助教 中村悟子氏


・適正体重とは太り過ぎても、やせ過ぎてもいない体重のことで、
BMIという指標をつかう。

・適性体重は年齢によっても異なる。
 18~49歳 BMI18.5~25未満 
 50~64歳 BMI20~25未満
 65歳以上 BMI21.5~25未満

・高齢の方に多い夏場の体重減少を防ぐ4つのポイント
 ①体重を測る ②3食食べる! ③食べ物の種類を減らさない ④身体を動かす

・食品摂取の多様性スコアを構成する10品目 
 :魚  :油  :肉  :乳製品  :野菜 :海藻
 に
  :イモ  :卵  :大豆  :果物

・間食≠おやつ
 さあにぎやかいただく
 の中から食べられなかった食品を含める事が大切!




34℃の酷暑の中で迎えた白岡祭り当日、
合計4回(地域包括ぽっかぽか担当2回/地域包括ウエルシアハウス担当2回)の
講座はいずれも用意した15席が埋まる程の盛況となりました。
参加された方から講師へ質問が出る等、
テーマへの強い関心が伺えました。
地域包括支援センターの活動を通じて「人」とつながり、
「人」につなぎ、新たな価値を創造するといった
ウエルシアハウスが目指す在り方が具現化された企画となりました。




講座を担当頂いた
人間総合科学大学 助教 中村さん、
ゼミ生 金子さん、アシスタント佐藤さんに感謝!


今後も繋がりを活かした地域への
新たな価値の提供に向け、
ウエルシアハウスファミリーとして
共に取り組んで行きましょう。